コロナ禍で学校はリモート学習への劇的な転換を余儀なくされました。つまり、ネットワークは孤立したものではなく、IT 部門では、何千もの新しいリモートエンドポイントを効率的にサポートしなければならなくなりました。
これは、他の学校教育でのネットワーク関連の問題、使える予算の厳しさ、に拍車をかけます。学校教育関連の組織は、十分な予算を確保できる大企業とは異なり、ただその方がいいからという理由で簡単に現在のものを置き換えることはできません。使えるものは古くてもなんとか使い続けることを強要され、その結果、長年の間に異種システムが未整理のまま混在することになり、適切に維持したり更新したりすることはほとんど不可能と言っても過言ではないでしょう。こういったインフラストラクチャはすべて監視する必要があります。古いものほどサポートが不十分で、管理は難しくなります。
学校教育分野で使われるネットワークの管理は非常に重要です。特にリモート学習の際にはネットワーク問題は致命的な問題になります。教材はオンラインで配布され、リモートクラスは Web ポータルを介して集まり、施設管理も IT 部門でネットワークを介して行わなければなりません。そのために欠かせないのがネットワーク監視です。
コロナ以前から児童生徒にタブレットやラップトップを配布するなど、学校教育でネットワークを利用する試みはありました。国勢調査局の2021年6月の世帯調査によると、公立または私立の学校に通う子供がいる米国の4400万世帯のうち、教育目的でコンピュータに常にアクセスできるとは限らない世帯が900万以上あり、インターネットにアクセスできない世帯も900万近くに上ります。こうした状況に、「この絶え間なく変化する環境をサポートするためには、一人一人にノートブックやラップトップを提供し、学習が行われる場所に関係なく、生徒がより多くのことを達成できるよう支援することが極めて重要です。」とコメントしている 記事もあります。
コロナ禍で、空気を安全に循環させ続ける空調システムの重要性も注目されました。施設管理に使われるデバイスは、ネットワークの一部として中央の IT 管理インフラストラクチャに統合して注意深く監視する必要があります。
テキサス州のフリーホールド地域高校学区には、ネットワーク関連のいくつかの大きな課題がありました。貴重な地区ネットワーク資源の不正使用を排除することと、幼稚園の子のお絵描きよりもごちゃごちゃして手に負えなくなっているネットワークをクリーンアップすることが特に重要な課題でした。
フリーホールド地域高校学区の Don Markese 技術部長は、これらの課題を、プログレスのネットワーク監視ソリューション、WhatsUp Gold を導入することで解決しました。「私たちのネットワークはかなり混乱していました。ほとんどのスイッチは管理可能な状態ではなく、すべてを稼働させ続けるのに役立つツールはまったくありませんでした。」と、Markese 氏は話します。
WhatsUp Gold 導入後には、ネットワーク運用は劇的にスムーズになりました。
WhatsUp Gold がインストールされた後、Markese 氏は、許可されていない帯域幅トラフィックが大幅に急増していることに気付きました。その後、数日間にわたって WhatsUp Gold でこの異常を監視した結果、この帯域幅トラフィックの大量使用が日常的に繰り返され、ネットワーク全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼしていることがわかりました。そして、WhatsUp Gold を使用してこの不正なトラフィックの発信元を特定することができました。
Don Markese 技術部長は、次のように概括します。「WhatsUp Gold がなかったら、ネットワーク帯域幅の不正使用は見過ごされ、ネットワークの全体的なパフォーマンスに悪影響を及ぼし続けていたでしょう。ネットワーク管理戦略の要として WhatsUp Gold を使用することの利点は顕著です。この製品の包括性によってネットワークを完全にコントロールでき、全体的なパフォーマンスが大幅に向上しました。」
Jeff Ryan 氏は、2008年にダンビル地域教育学区(Danville Area School District、DASD)の情報技術部長に就任し、情報技術部に新しいビジョンをもたらしました。Ryan 氏は、生徒にとって優れた効果的な学習環境を確保しながら、ビジネスニーズを満たす、費用効果が高く信頼性の高いインフラストラクチャを提供することを目指して、情報技術部の変革に取り組みました。このときは、12年後に、新型コロナウイルスのパンデミックでリモート学習が全世界の教育機関における最優先事項になるとは、まったく予想すべくもありませんでした。
Ryan 氏は、民間の営利企業での経験から、ネットワーク中断がどれほどコストがかかるかを痛感しており、ネットワーク可用性を維持することの重要性を認識しています。同時に、少数精鋭のメンバーを統率して、すべてを部門内で実行できるのが当然との考えから、IT部門の自律性を強化するネットワーク監視ソリューションを望んでいました。Ryan 氏が選択した WhatsUp Gold は、ダンビル地域教育学区の求める、以下の3つの主要な要件を満たしていました。
WhatsUp Gold は、IT部門で100近くのデバイスをプロアクティブに監視するのに利用されています。ネットワークで何が起きているのかが一目でわかる可視性が得られ、問題になりそうな兆候があればリアルタイムのアラートが各自の電話に直接送信されるので、IT部門は、エンドユーザーが実際に何かがおかしいと気が付く前に、ネットワーク使用状況の異常を特定して、問題を解決することができます。
Ryan 氏は次のように話します。「私は何かがダウンしているのに気が付いて驚かされるという状況が嫌いです。ですから、WhatsUp Gold のダッシュボードが気に入っています。私にとって何が重要かによってカスタマイズでき、ネットワーク全体のスナップショットをすぐに取得できます。」
WhatsUp Gold の分散型監視を使用すると、単一のセントラル・ポイントから、任意の数のリモートサイトのネットワークのスケーラブルで安全な管理と監視を行うことができます。「組み込み済みの機能が素晴らしいです。見た通りのものが入手できます。コストとメリットの比較をチェックすると、WhatsUp Gold は文字通り比較にならないことがすぐにわかります。(WhatsUp Gold のコストは)他の製品のコストのごく一部です。」と、米国テキサス州サイプレスフェアバンクス独立学区のネットワーク WAN/テレコムマネージャーである Frederick Brenz 氏は、熱意を込めて語っています。
WhatsUp Gold は無料で試用できます。
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