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データベース監視の機能

Doug Barney | Posted on | ネットワーク監視

データベースは、ビジネスにとって中核的なアプリケーションです。データベースは、メインフレームの時代からパーソナルコンピュータの時代に至るまで、コンピュータ使用を促進するのに寄与した重要なアプリケーションの1つでした。最近では、データベースは、構造化データベース、非構造化データベースの両方とも、はるかに多くのことを行い、企業の重要な情報のリポジトリとしても機能します。

顧客から質問を受けると、データベースに直接アクセスして回答を探すことになります。したがって、データベースのパフォーマンスが悪かったり、ダウンしていたりすると、質問に答えることができません。製品情報が検出できず、販売データも更新できず、ビジネスが停滞します。

アプリケーションやネットワークに問題があって、データベースのパフォーマンスが悪化することがあり、これは生産性に大きな打撃を与えます。回答を得るのに待たせられる顧客にはイライラが募ります。ビジネス機会が失われる可能性があります。

これを防ぐための対策は、データベース監視です。データベース監視を行うことで、データベースアプリケーションの動作状況を常時詳細に把握し、問題の兆候が検出されたら、その根本原因を速やかに解明して、問題が顕在化して悪影響を与える前に対処することができます。

このブログでは、今日最もよく使われている DBMS ソリューションの 1 つ、Microsoft SQL Server を例に、プログレスの WhatsUp Gold でのデータベース監視機能について説明します。SQL Server に関して記載されていますが、他のデータベースにもすべて同様に適用されます。

SQL Server 監視機能

WhatsUp Gold には、次のような SQL Server 監視機能があります。

重要な SQL Server パラメータの監視: CPU 状態、空きメモリ量、ディスク使用率などに関する重大な問題や、キャッシュ使用率、システムプロセス、トランザクション、ユーザー、ページバッファなどに関する問題を、警告通知することができます。何をしきい値にしてどう警告するかは、自由にカスタマイズ可能です。

SQL Server サービスの可用性監視(死活監視): WhatsUp Gold ダッシュボードで、SQL Server サービスの可用性がすぐにわかります。設定してある自動アクションで対処可能な場合もあります。ダッシュボードから効率的にドリルダウンして問題を解明できます。

SQL Server クエリモニタ: SQL Server は、SQL クエリがすべてといっても過言ではありません。SQL は、構造化クエリ言語、Structured Query Language の頭字語です。WhatsUp Gold の SQL クエリモニタは、データベースにクエリを実行することで、データベースに特定の状態が存在するかどうかを判断します。設定した状態が存在する場合は、モニタが稼働中とみなされ、データが定義された条件の範囲外になった場合、モニタは停止中とみなされます。

SQL Server は Microsoft のアプリケーションであり、Windows Management Instrumentation(WMI)インタフェースを使用して、詳細な情報を提供します。そのため、SQL Server ホストは WMI 対応である必要があります。

SQL Server モニタは、ネットワーク上にある Microsoft SQL Server アプリケーションの状態と正常性に関するリアルタイムの情報を提供します。このモニタでは、Microsoft SQL Server 2000、および MSDE 2000 以降のバージョンの監視がサポートされており、これらをネットワーク上のマシンにインストールできます。

SQL Server モニタでは Microsoft SQL Server (および Microsoft MSDE) によって報告されるパラメータを監視できます。パフォーマンスが低下した場合にすばやく警告を受け取って、実際に障害が発生する前に対処することが可能です。

SQL Server 監視は、WhatsUp Gold の監視機能の一部

WhatsUp Gold は、すべてのネットワークデバイスと主要なアプリケーションを監視します。SMTP、POP3、IMAP、FTP、HTTP など、TCP/IP サーバーに関連付けられている標準的なサービスのステータスを監視してレポートできます。データベースの監視は、この、WhatsUp Gold の様々な監視機能の 1 つであり、警告通知やレポート作成なども、統合的に処理できます。WhatsUp Gold の警告機能には、しきい値ベースの警告通知のほか、複数ステップのアクションポリシー作成も含まれます。関連するイベントをログにキャプチャしたり、アプリケーションサービスを再起動したりする自動アクションを設定しておくことができます。

WhatsUp Gold のダッシュボードで、データベースの死活監視ができるのは上述の通りですが、このダッシュボードで履歴ビューを表示することも可能です。一定期間にわたるデータベースパフォーマンスを分析して、見つけにくい断続的なパフォーマンス問題(URI  キャッシュ障害やメモリリークなど)を発見したり、今後のパフォーマンスに影響を与える可能性のある傾向を見い出したりすることができます。

 

事例紹介:Optim Healthcare

ジョージア州サバンナに3つの病院を持ち、地域の人々に様々な高度な医療を提供している Optim Healthcare の上級システム管理者である Matt Cline 氏は、WhatsUp Gold について以前から知っており、導入してみることにしました。

Cline 氏は、「統合ダッシュボードは私が使用した中で最高のインタフェースであり、サービス、サーバー、アプリケーションの監視のデファクトです。単一のビューから、問題をプロアクティブに修正してダウンタイムを防ぐのに必要な、非常に詳細な情報を取得できます。」と話します。Microsoft SQL プロファイルをインストールしたとき、速やかに重大なパフォーマンスの問題があることに気づき、問題を修正して、ダウンタイムを回避することができました。

EHR (Electronic Health Records、電子健康記録) システムは、Optim Healthcare にとって重要であり、「システムのパフォーマンス問題についてプロアクティブな警告通知を受け取ることは、高レベルの医療を提供し続ける上で重要な要素です。」と、Cline 氏はコメントしています。

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