しっかり休養が取れて充実した楽しい時間も過ごし、これ以上望めないようないい週末が過ごせました。すべては順調で、気分良く新しい週の業務にとりかかりました。そこに、突如として立ちはだかったものがあります。ダウンタイムの報告です。
完璧な週末は、やがて、混沌と大混乱の夜へと変貌していきます。どうしてこんなことに?稼働時間データのチェックを怠っていたためです。
稼働時間、ダウンタイム、サービス時間、そのほかの雑多な時間に関するデータには、目に見える以上の情報が多く含まれています。稼働時間関連の様々なデータから、さらに多様な情報を生成することもできます。ネットワーク監視の利点の1つである稼働時間レポートは、顧客エクスペリエンス、データセキュリティ、収益損失、コスト削減の可能性など、多くのことを伝えることができます。
ダウンタイムが発生すれば生産性は確実に下がり、システムがダウンしている間は1秒ごとに機会損失のコストがかかります。
稼働時間データは、ダウンタイムを予測するのに役立ちます。ネットワークのパフォーマンスを追跡し、深刻化する前のまだ修正が容易な問題を検出することができます。
以下に、ダウンタイムの問題点をまとめておきます。
ダウンタイムによる損益は毎年265億ドルにも上ります。できる限り避けるべきなのは当然です。稼働時間データは、システムがダウンしている時間を最小限に抑えるために重要な役割を果たします。
システムがダウンしてしまったら、収益だけでなく顧客も失うことになります。システムが復旧したとしても、必ずしも顧客が戻ってくるとは限りません。戻ってくる人もいれば、戻ってこない人もいるでしょう。また、パフォーマンスが悪ければ嫌気がさして離れていく顧客もいるでしょう。稼働時間データは、システムを高いパフォーマンスで稼働させ、顧客の満足度を上げるためにも役立ちます。
企業ウェブサイトの可用性は検索ランキングで重要な役割を果たします。Google のアルゴリズムは、常にダウンしているようなサイトの評価を下げ、一貫性を保っていつも利用可能なサイトの評価を上げるように機能します。
ダウンタイムが長引いたり、頻繁に発生したりすると、そのダメージはブランドイメージにも及びます。ブランドイメージは、いったん傷ついたら取り戻すのが非常に困難です。ブランドの評判を維持し、ブランドイメージを守るためにも、極力、ダウンタイムが発生しないよう、稼働時間データを活用する必要があります。
データ生成は重要ですが、監視中に収集されたデータに基づいてカスタムレポートを作成しても、タスクの完了にはなりません。実際は、データ生成は必要な処理の始まりであり、データを生成した後に、データを分析・解釈して、それらの数値の背後にある意味を明瞭化する必要があります。
そして、データをエクスポートして共有することが必要になります。
分析なしの稼働時間データは、必要な対応をしようとするときに何の価値も提供しないランダムなアルファベット、パーセンテージ、グラフの集まりです。
この点を踏まえ、稼働時間データの価値を最大限に引き出すには、情報に基づいた意思決定を行う関係者が利用できるよう、(様々な形式で、多様なデバイスとの間で)データを共有する必要があります。
データを共有およびエクスポートする機能は、ネットワーク監視ソフトウェアを選択する際に考慮すべき多くの事項の1つです。
プログレスのネットワーク監視ソフトウェア、WhatsUp Gold は、デバイスの稼働時間、デバイスの状態、パフォーマンスなど、数多くのネットワーク監視のリアルタイム・データを収集し、ネットワークアーキテクチャの可視性を提供しますが、WhatsUp Gold の提供する機能には共有・エクスポート機能も含まれます。
WhatsUp Gold は、WhatsUp Gold 内の様々なモジュール間はもちろん、他の外部システムともデータを共有することができます。エクスポート機能で、必要な関係者にわかりやすいレポートを提供することもできます。
稼働時間レポートを共有するには、まず、レポートを作成する必要がありますが、稼働時間に関するレポートは、WhatsUp Gold で以下の4つのステップを踏むだけで簡単に作成することができます。
1. デバイスを選択する
稼働時間レポートが必要なデバイスは、1つでも複数でも選択できます。
2. 時間制限を選択する
稼働時間レポートを作成したい期間を選択します。
3. 行と列に基づいてフィルタを適用して表示内容を絞り込む
列を並べ替えて削除し、特定の列値に基づいて行をグループ化し、テーブルから不要な情報を削除します。
4. レポート名を変更する
[設定] タブをクリックし、[レポート設定] ダイアログを使用してレポート名を編集します。
稼働時間レポートは、適切なタイミングで、必要な関係者と共有する必要があります。関係者は、WhatsUp Gold ソフトウェアを持っている場合もあれば、持っていないケースもあるので、どちらの場合でも利用可能なように、一般的な形式のファイルにエクスポートするのが妥当です。
WhatsUp Gold には、作成された稼働時間データを種々の形式にスムーズにエクスポートするオプションがあり、わかりやすいインタフェースで利用できます。
ログデータやレポートデータをエクスポートする手順は、以下の通りです。
ログデータのエクスポート
レポートデータのエクスポート
エクスポートして共有すべき稼働時間レポートが2つや3つであれば、手動で転送することはまったく問題なく簡単にこなせるでしょう。ですが、何十もの異なる稼働時間レポートを、様々な異なる関係者に送信する必要がある場合は、まったく別の話になります。異なる稼働時間データを、異なるデバイスから異なる関係者に、すべて手動でエクスポートしようとするのは、非効率的、非生産的で、エラーが入り込む余地も大きくなります。
そのような場合は、手動介入なしにエクスポートできるよう、レポートエクスポートをスケジューリングして、稼働時間レポートを自動的に転送できるようにします。WhatsUp Gold では、以下のようにしてスケジューリングできます。
エクスポートしたいレポートを選択する
レポートの頻度を指定する
エクスポートオプションを定義する
送信者と受信者の詳細を入力する(必要に応じてメールメッセージの件名も入力)
SMTP と Eメールアカウントの詳細を設定する
[E メール送信のテスト] をクリックし、入力した接続情報が有効で、想定通りに機能することを確認する
[OK] をクリックする。更新したスケジュール済みレポートは、スケジュール済みレポートライブラリから表示可能
WhatsUp Gold は、単一のダッシュボードからネットワーク上のすべてを監視できる統合ネットワーク監視ソリューションです。WhatsUp Gold のアラームシステムを使って、ネットワークのパフォーマンスが悪化したとき、深刻化してシステム停止してしまう前に、SMS、電子メール、ウェブ、Slack など、指定した形式で警告通知を受け取れるように設定することもできます。警告通知を受けたら、わかりやすいインタラクティブ・マップからドリルダウンし、迅速なトラブルシューティングを行うことができます。
WhatsUp Gold の詳細については、担当者までお問い合わせください。
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