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ネットワーク監視を使用するべき9つの理由

Doug Barney | Posted on | ネットワーク監視

目隠しをされた状態でネットワークの問題を解決しようとしたことはありますか?言い方を変えるなら、ユーザーがクラッシュやパフォーマンス低下などの不満を訴えても、どこを調べればいいのかわからず、手探りしながらおろおろする、といった悲惨な状況に置かれた経験はありますか?その悲惨さを実感したことがある人はたくさんいるのではないでしょうか?こういった状況から抜け出すためには、優れたネットワーク監視ツールが必要です。ネットワーク監視が必要な理由としては、以下の9つのポイントが挙げられます。

1. 可視性

ネットワーク監視を使用するべき最初の理由として可視性を挙げることに異論のある人はいないのではないでしょうか。何が機能していないのか、どのように、なぜ、どこで問題が発生したのかを正確に把握できていなければ、問題を解決することはできません。

望ましいアプローチは、デバイスとトラフィックを含む、ネットワーク上のすべてを監視することです。ネットワークの状態を追跡し、パフォーマンスの悪化を迅速に検出するための最適な方法です。ネットワーク上のすべてを追跡し続けるのは簡単なことではありませんが、優れたネットワーク監視ソリューションには自動ネットワークマッピングツールが含まれており、非常に複雑なエコシステムでも完全に可視化し、わかりやすく表示できます。(ブログ「ネットワーク監視の利点」より。)

2. ネットワーク全容の把握

ネットワーク上のすべてを監視するには、まず、「すべて」が何なのかを確認すること、ネットワーク上のコンポーネント、デバイス、アプリケーションを検出することから始まります。プログレスのインフラストラクチャ監視ソフトウェア、WhatsUp Gold のような、定評のある高度な検出機能があるツールを使ってネットワーク上のコンポーネント、デバイス、アプリケーションを検出することで、ネットワークの全容を確実に把握することが重要です。

WhatsUp Gold は、レイヤ 2/3 検出を使用して、ネットワークインフラストラクチャの詳細なインタラクティブマップを作成します。エッジからクラウドまで、デバイス、サーバー、仮想マシン、アプリケーションなどのすべてを検出してマッピングできます。また、Windows、LAMP、および Java 環境全体の設定やトラフィックフローも追跡できます。

3. ダウンタイムの防止

ダウンタイムは生産性を低下させるだけでなく、莫大なコストがかかります。そのため、IT 部門は経営陣からダウンタイムを発生させないようにという強いプレッシャーを受けます。プロアクティブにネットワーク監視を行って、デバイス障害やネットワーク問題の兆候を見出すことにより、ダウンタイムが発生する前に対処することが可能になります。

IT 部門には、ネットワークが常に高いパフォーマンスで稼働するよう維持するという非常に困難な責務があります。うまく稼働して当たり前、少しでもパフォーマンスが悪化すると不満が寄せられるというつらい立場ですが、ネットワークを効率的に運用してパフォーマンスを最適化し、エンドユーザーの満足度を高く保つには、プロアクティブなネットワーク監視は欠かせません。

4. 問題の迅速な検出と修正

ネットワーク監視は、自動車修理工場で使われる自動車診断装置にたとえることができます。整備士は、すべてのコンポーネントを1つ1つ手作業でチェックしなくても、診断ツールを使って問題の原因を突き止めることができます。ネットワーク問題の原因を迅速に解明するには、手探りしながら悩んでいる余裕はなく、監視ツールを利用するのが賢明です。

ネットワーク監視ツールは、ネットワーク問題が起きた場合、迅速に問題を解明して解決するのに役立ちます。わかりやすく可視化されたネットワークマップからドリルダウンして、トラフィック問題、ネットワークデバイスの設定エラー、そのほかの様々な問題を検出し根本原因を見つけることができます。根本原因がわかればすぐに対処することができます。問題を自動的に修正するための自動修復アクションを指定することも可能です。

問題を早期に検出して解明できれば、平均修復時間 (Mean Time To Repair、MTTR) が短縮できます。業務遂行のために使用しているアプリケーション、サービス、サーバーなどが利用できなくなって業務遂行できなくなるリスクを最小限に抑えることができます。

5. 帯域使用の管理

帯域幅割り当てが適切でなく、例えば重要なアプリケーションに割り当てられた帯域が不十分だったりすると、パフォーマンスが低下し、顧客や社員など、エンドユーザーに不満が募り始めます。IT 部門は、帯域が不十分ではないか、適切に割り当てられているかをしっかり管理する必要があります。帯域使用率監視も、ネットワーク監視の一部です。帯域使用率監視を行い、帯域幅の使用量が危険なレベルに近づくと警告を受けられるように設定しておくことで、問題を修正したり、帯域幅を再割り当てしたりできます。帯域使用を注意深く監視することで、サービス品質 (QoS) を高く維持することが可能になります。

6. キャパシティ計画

ネットワークの使用状況は常に変化しています。ほとんどの場合、より多くの容量が必要になる方向です。パフォーマンスと使用状況を追跡および監視することで、使用状況が急上昇しているかどうかを把握できます。必要と判断されれば、容量を追加しなければなりません。ネットワーク監視レポートを利用して、現在のパフォーマンスと需要の傾向をベンチマークして、将来の容量ニーズを予測し、ネットワークをより正確にアップグレードするためのインテリジェントな計画を作成できます。

7. 新テクノロジーの導入

ネットワーク監視は、新しいテクノロジーの導入の際にも重要な役割を果たします。監視データをチェックして、ネットワークが追加のデバイスやアプリケーションを処理できるかどうかを確認できます。導入後は、ネットワーク監視で、パフォーマンスが期待するレベルに達しているかどうかを確認できます。

8. IT 部門の負荷軽減

ネットワーク監視ツールの価値として見落とされがちなポイントとして、IT 部門の負荷軽減という視点があります。ネットワークの絶え間ない拡張と複雑さの増大は、そうでなくても人手が足りない IT 部門への負荷をますます重くさせます。ネットワーク監視ツールは、IT 部門の担当者が時間をかけて手作業でチェック・確認する必要をなくし、監視を自動化できます。プロアクティブなアラートの助けを借りて重要な問題に迅速に取り組むことができ、問題の解明や解決がより迅速かつ容易に行えるようになります。

9. 投資収益率

企業にとって投資収益率 (Return On Investment、ROI) は非常に重要な指標ですが、ネットワーク監視への投資は ROI の視点からも大いに価値があります。一年間のダウンタイムを一時間短縮できれば、それだけでも十分コスト的に見合いますが、サポート依頼数の削減や問題解決にかかる時間の短縮、高レベルのネットワークパフォーマンスによる高効率化など、様々なメリットがあります。

ネットワーク監視と IT インフラストラクチャ監視

以上、ネットワーク監視が必要な理由として9つのポイントを列挙しました。最近は、IT インフラストラクチャ監視という用語がよく使われるようになってきていますが、どちらの用語を使うとしても、ネットワーク管理を行う部門にとって必須のソリューションと言えるでしょう。プログレスのネットワーク監視ソリューション、または IT インフラストラクチャ監視ソリューションである WhatsUp Gold は、無料で試用することができますので、是非無料試用版をダウンロードしてお試しください。


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