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WhatsUp Gold/Flowmon の統合で、究極的なネットワーク監視を実現

Doug Barney | Posted on | ネットワーク監視

ネットワーク監視は、効率的で信頼性の高い運用と良好なパフォーマンスの鍵です。広範囲にわたってより深く監視できれば、品質の高いネットワークの稼働状況を保つことができます。

ネットワークフロー監視の分野で市場をリードする Flowmon が、最近、ネットワークインフラ監視ソフトウェア、WhatsUp Gold、を提供しているプログレスの傘下に入り、2つのソフトウェアの統合が実現しましたが、これによって、お互いが補完され、さらに優れたネットワーク監視を提供できるようになりました。

Flowmon が収集・分析するデータが WhatsUp Gold のダッシュボードに表示できるようになり、ネットワークの稼働状況をチェックしながら、別アプリケーションに移行することなく、高度なネットワーク・トラフィック分析にアクセスできます。

高度なトラフィック分析とセキュリティ分析が可能な優れたネットワーク監視

外部の顧客、社内やリモートで作業する社員の双方がネットワークユーザーであり、両者に良好なネットワークエクスペリエンスを提供する必要があります。

顧客には商品やサービスを選ぶ選択権があり、ネットワークの遅延や中断と言った好ましくない経験をすればすぐに離れていく可能性があります。内部の社員やパートナー会社の場合は、多少の不満があったからと言ってすぐに見切りをつけられることはないにしても、低品質のネットワーク、パフォーマンスの悪いネットワークは生産性を大幅に低下させます。

両者に良好なネットワークエクスペリエンスを提供できる高度なネットワーク監視は、WhatsUp Gold と Flowmon を組み合わせることで達成できます。WhatsUp Gold は、クラウドまたはオンプレミスのアプリケーション、ネットワークデバイス、サーバーのステータスとパフォーマンスを完全に可視化します。直感的でインタラクティブなマッピング・インタフェースで、ネットワーク問題を一目で確認し、数回クリックするだけで診断できます。Flowmon は、ネットワークとクラウドのトラフィックを監視および分析し、同時に展開される様々な手法を使用して異常を検出します。ネットワークテレメトリ、機械学習、および侵害の兆候を検出する振る舞い分析を組み合わせて、悪意ある動きやデータ侵害を発見します。

データシート「Flowmon と WhatsUp Gold」はこちらからお読みいただけます。

IT 担当者の課題

印象が悪くなるアプリケーションの遅延を避けるには、問題を迅速に検出し、根本原因を正しく特定する必要があります。IT 担当者は、稼働しているネットワークを可視化して積極的に監視し、エンドユーザーに悪影響が及ぶ前に問題を検出し解決することを求められます。

重要なアプリケーションをしっかり監視し、迅速にトラブルシューティングする必要があります。クラウド・サービスが接続されていることを確認し、ネットワークトラフィックを分析することも、IT 担当部門の仕事です。また、パッチの適用を含む高度なネットワークセキュリティ管理も行わなければなりません。平均修復時間 (Mean Time To Resolution, MTTR) という測定値に反映されるので、強いプレッシャーを受けることになります。

IT 部門では、多数の監視コンソールと管理コンソールがあり、多くの異なるデータセットを表示する多様な画面を同時にチェックし続けることになります。そして、監視のために使用しなければならないツール、デバイス、システムの数が多くなるほど負荷も大きくなります。適切な IT インフラ監視ソリューションを利用することで、この負荷を軽減させることが可能になります。

WhatsUp Gold の役割

WhatsUp Gold は、統合 IT インフラ監視ソリューションとして、IT インフラストラクチャと、インフラストラクチャで実行されているソフトウェアのパフォーマンスとステータスを追跡し、問題の兆候がないかどうか監視します。何がアップで何がダウンかの死活監視を行い、統合ダッシュボードとわかりやすいインタラクティブマップから簡単にドリルダウンして問題の根本原因を解明できます。依存関係、ワイヤレス、仮想化などを簡単に切り換えてオーバーレイ表示でき、警告通知もアラートセンターで統合的に管理できます。Flowmon など、他のアプリケーションからの情報も取り込むことが可能です。

Flowmon からの情報

Flowmon は、AI エンジンや機械学習等を柔軟に組み合わせて活用し、侵入の痕跡やランサムウェアなど、様々なセキュリティ脅威を検出できます。トラフィックに関するより深い詳細な情報も提供します。

Flowmon の機能

  • ラウンドトリップ時間、サーバー応答時間、遅延、ジッタ
  • トリアージおよびインシデント後のフォレンジックツール
  • 包括的なフローと完全なパケットキャプチャベースのネットワーク分析
  • データベースレベルのアプリケーションパフォーマンス、SLA、エラー、遅延の監視
  • SaaS パフォーマンス監視
  • 障害、パフォーマンス、および可用性の測定
  • 暗号化トラフィック分析
  • マルウェア、ランサムウェア、内部脅威/未知の脅威、ボットネット、暗号マイニングなどを含む動作分析と脅威検出
  • 自動インシデント対応

Flowmon は、ネットワーク運用部門 (NetOps 担当部門) と、セキュリティ担当部門 (SetOps 担当部門) が共有する目標、安定した頑健なデジタル環境、の達成に貢献します。NetOps のための監視と診断、SecOps のためのネットワークトラフィック分析を提供し、両部門の垣根を外します。トラブルシューティングのための詳細な情報を提供し、最大限の運用安定性が得られます。

Flowmon/WhatsUp Gold 統合

WhatsUp Gold ダッシュボードでの WhatsUp Gold と Flowmon との統合で、さらに高度なネットワーク監視へと躍進します。WhatsUp Gold がコアインフラストラクチャコンポーネントを処理し、セキュリティ脅威の監視やより詳細なネットワークトラフィック分析が Flowmon で実現できます。Flowmon から直接取得されたデータを、WhatsUp Gold の Web インタフェースから確認できます。

現時点では、両ソリューションは別製品ですが、今後統合がより進展していく予定です。現在の Flowmon と WhatsUp Gold の統合状況は以下のようになっています。

  • WhatsUp Gold は、Flowmon アプライアンスと仮想アプライアンスの検出と識別が可能
  • WhatsUp Gold は、Flowmon 固有の管理情報ベース (MIB) を含む
  • WhatsUp Gold は、組み込みの SNMP アクティブ監視とパフォーマンス監視を使用して、Flowmon アプライアンスの可用性とパフォーマンスを監視
  • Flowmon によって収集されたデータを表示する2つの新しい専用ダッシュボード、トラフィック分析ダッシュボードとセキュリティダッシュボード、が WhatsUp Gold に搭載
  • WhatsUp Gold アプリケーションパフォーマンス監視に、新しい Flowmon アプリケーションプロファイルが追加

WhatsUp Gold は、Flowmon との統合で、ネットワークインフラストラクチャだけでなく、詳細なトラフィックとトラフィックフローの分析とセキュリティ脅威についてレポートする機能が強化されました。

Flowmon と組み合わせることで、WhatsUp Gold は、インフラストラクチャの死活監視だけでなく、インフラストラクチャ上のソフトウェアの可用性 (使用状況、容量、パフォーマンスの低下があるかどうか) を監視できます。より速やかにボトルネックを見つけ、エラーを分析し、トラブルシューティングできます。

エンドポイントと境界の間のギャップを埋めるセキュリティ機能を獲得し、ランサムウェア問題やゼロデイ脅威を検出できます。環境を安全に保つため、暗号化されたトラフィックを分析することができ、異常検出時に通知する警告システムもあります。

Flowmon を使用して、自動応答を適用することもできます。インサイダー脅威や異常な動きが検出されたら、ネットワークのその領域を自動的にシャットダウンしたり、何らかの方法でアクセスを制限するように設定可能です。

WhatsUp Gold の包括的な IT インフラストラクチャ監視に、Flowmon の AI を利用したトラフィック分析や高度なセキュリティ機能が統合され、単一のシンプルで直感的なインタフェースを通じて、ネットワーク全体の可用性、パフォーマンス、およびセキュリティを確保できます。高度なアラートおよびレポート機能で問題を迅速に検出でき、詳細な診断情報でトラブルシューティングもより速やかに行うことができ、MTTR が向上します。つまり、上述の IT 担当者が対峙する課題がクリアできます。

WhatsUp Gold を使用して Flowmon データを分析

WhatsUp Gold で、Flowmon が収集したデータを、アプリケーションを切り替えることなく、WhatsUp Gold の Flowmon ダッシュボード を使って直接チェックできます。

トラフィック分析ダッシュボードのネットワーク操作タブでは、トラフィック、応答時間、再伝送速度などのネットワーク固有のパターンを確認できます。セキュリティ操作タブでは、メソッド別 (国、送信数、DIVCOM、複数の IP アドレスなど) にイベントを表示したり、重大度別 (クリティカル、高、中、低) にイベントを表示したりできます。

セキュリティダッシュボードは、Flowmon イベントレポートを表示します。指定期間中のすべてのイベントの詳細情報をチェックすることができます。重大度別円グラフ、メソッド別円グラフで、全体像が把握できます。

WhatsUp Gold と Flowmon の統合 - 概要ビデオ

クリックして、WhatsUp Gold インタフェースで Flowmon のデータをチェックする方法を説明した日本語ビデオをご覧ください。

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