従量制のクラウド課金は、思いのほか問題があります。クラウド利用による支出を把握して、効率的なリソース使用を行うにはどうすればいいでしょうか?
ガートナーによると、世界のパブリッククラウド・サービス市場の規模は2018 年には前年を20 %以上増加して1,864 億ドル になると予測されていますが、クラウド利用が主流になっていることは間違いないでしょう。程度の差はあっても、ほとんどの企業がハイブリッド・クラウド環境を利用していると想定されます。
クラウドを採用する企業が多くなったのは、オンプレミスのデータセンターを利用する場合と比較して拡張性が高く、コスト削減にもつながるという利点が注目されているからです。
パブリッククラウドのプラットフォームは、そのスケーラビリティの高さを評価されて大きく伸びていますが、クラウド課金についてはそれほど単純にはいきません。
Amazon Web Services(AWS)や Azure の請求書をチェックする立場にある人は請求額の高さに驚いたことがあるのではないでしょうか?最初にクラウドに移行する際はかなりコストを抑えられると思ったものの、この調子で支払いが続けば、節約できると思っていた以上のコストがかかることになる恐れがあります。
従量制課金によるクラウド請求書の請求額はどんどん積み上がっていきますが、日常的に業務でどれだけクラウドリソースを使用しているのかを把握するのは簡単ではありません。
さらに、クラウド環境が拡張されれば請求書もより複雑になっていき、クラウドリソースの使用状況を正しく追跡できなくなってしまうこともあります。無駄遣いもどこにでもある問題で、実際、クラウドサービスに対し、平均して36%以上が必要以上に支払われているという報告 もあります。
ハイブリッドクラウドやマルチクラウド環境では、状況はさらに複雑になります。
クラウドリソースの使用量を正確に把握し、クラウドリソースを効率的に使用できているかを確認するにはどうすればいいでしょうか?
WhatsUp Gold はクラウド使用を監視します
プログレスのネットワーク監視ソリューション、WhatsUp Gold は、クラウドリソースの使用状況を追跡するとともに、クラウド利用にかかる料金を追跡してそのレポートを簡単なダッシュボードに表示することもできます。クラウドサービスの請求額を追跡してレポートを作成し、会社上層部に説明するときに使う資料にすることもできます。
クラウド課金モニターを使用して、クラウド使用にかかるコストを分析し、無駄な支出が発生していないかチェックし、過剰にプロビジョニングされたインスタンスがないか、あるいは、必要がないのに24時間稼働するようなワークロードが設定されていたりしていないかなどを確認したりすることができます。コスト対クラウドリソース使用量のトレンドを監視したり、利用料金がしきい値を超えたら警告を出すように設定することもできます。ハイブリッドクラウド環境用に設定された予算を超えないように使用状況のトレンドを監視することが可能です。クラウド使用料金の監視における警告、しきい値、通知の設定は、他の監視と同様に機能します。
クラウドサービスの利用状況とコストを長期的に追跡して監視
クラウドサービス・プロバイダは、使用量メトリクスを30日間、60日間、または90日間などといった期限つきで提供しているところが多いようです。これでは、長期的な使用傾向を追跡するのがかなり難しくなります。
WhatsUp Gold のクラウド監視機能の大きな利点の1つは、クラウド・インフラストラクチャの使用量についての長期的傾向を追跡することができる点です。クラウドサービス使用量のデータを、数カ月でも、あるいは複数年にわたってでも、保存することができます。そのため、包括的な使用傾向が把握でき、クラウドサービスの使用方法とコストとの関係をより深く理解して、知らないうちに驚くほどの使用料金を課されていたといった予算管理ミスをを回避できます。
WhatsUp Gold のクラウド監視についての詳細は、こちらからアクセス可能です。WhatsUp Gold の無料試用版をダウンロードしてお試しいただくこともできます。