フェイルオーバー管理は、WhatsUp Gold のプライマリ・システムが正常に機能しなくなった場合、スタンバイ・システムに自動切り替えする機能です。プライマリ・システムの障害発生時に自動的に切り替えることで、ネットワークの中断時間を最小限に押さえ、中断によるコスト増を回避できます。計画的なネットワーク停止やメンテナンスのために手動フェイルオーバーを実施することも可能です。
プライマリ・サーバーとフェイルオーバー・サーバーの両方に、別々の WhatsUp Gold ライセンスが必要になります。詳細については、担当者までお問い合わせください。
フェイルオーバー管理で利用する障害状態の判断基準は、それぞれの環境に応じて独自に設定可能です。すべてのサービスが無効になった場合に障害とみなすことも、特定のサービスが無効になったときに障害とみなすこともできます。たとえば、すべてのサービスを選択した場合、WhatsUp Gold が使用しているすべてのサービスが停止すると、セカンダリ・システムに引き継がれます。ポーリング・エンジンと Web サーバーのみを選択した場合は、プライマリ・システムで両方が無効になった時点で、セカンダリ・システムが WhatsUp Gold のネットワーク管理を引き継ぎます。プライマリ・システムが復旧すると、管理はプライマリ・システムに戻ります。