ネットワーク管理のためには、優れたレポート機能は極めて重要な要素です。ネットワーク管理ソフトウェアは、デバイス、システム、アプリケーションを含むネットワークのすべてのコンポーネントからデータを収集および分析できる必要がありますが、それだけでは十分ではありません。管理者が迅速にトラブルシューティングするためには、ネットワークの状況を様々な面から的確に把握できる各種レポートを作成できる必要があります。
ネットワークに関するレポートは、ネットワーク管理者に限らず、IT 部門の長、個々のユーザー、技術に精通しているわけではない管理職など、組織内の様々な立場の誰もがアクセスでき、理解できるものでなければなりません。未解決の問題、CPU 使用率、インタフェースエラー、アプリケーションのパフォーマンス、不正なワイヤレスアクティビティといった様々なデータをわかりやすく提示するレポートは、トラブルシューティング、容量計画、ネットワークアーキテクチャの検証、SLA 遵守などのために欠かせない重要な要素です。
WhatsUp Gold のネットワーク管理レポート機能は、事前に設定されたダッシュボードを中心に提供されますが、カスタマイズされたレポートを簡単に追加できます。レポートはカスタマイズ可能なグループに分類することができ、簡単にアクセスできます。例えば、リソースを多く消費しているシステムトップ10、重要な監視アクティビティ、ワイヤレスインフラストラクチャの統計などといったレポートを作成できます。
WhatsUp Gold には、200以上の事前設定済みレポートが組み込まれています。2D/3D チャートを生成できます。WhatsUp Gold の迅速なズームイン/ズームアウト機能やリアルタイムの時系列グラフ、測定値のゲージ表示などを使用して、迅速で効率的なトラブルシューティングができます。
事前設定されたテンプレートを使用してすぐにダッシュボードを使用することも、思い通りのダッシュボードを最初から作成することもできます。また、重要なデータを新しいダッシュボードに集約することもできます。
ネットワークの相互接続関係を理解し、問題をより迅速に解決できるよう、環境に合わせてダッシュボードを最適にカスタマイズ可能です。使いやすくわかりやすい統合ダッシュボードから、ネットワーク上の重要なものすべてを確認できます。
スケジュールされた HTML 電子メールレポートで、様々な人とのスムーズなコミュニケーションが実現できます。システム管理者から技術者以外のマネージャーに至るまで、組織のあらゆる関係者が、最新の WhatsUp Gold データにすぐに簡単にアクセスできます。
多様な形式 (CSV、TXT、XML、ZIP) でデータを添付できるので、目的に合った最適な形式を選択できます。指定したフォルダーにデータファイルを直接保存することもできます。
WhatsUp Gold はパフォーマンスの履歴データを保存できます。トラブルシューティングするとき、必要に応じて履歴レポートをたどることができます。
パフォーマンスデータを経時的に確認することは、ネットワークの最適化に役立ちます。例えば、クライアントの信号強度データの履歴をチェックして、ワイヤレスアクセスポイントをどこかに追加する必要があるかどうか、などといったことを検討することができます。
WhatsUp Gold には、WhatsUp Gold サーバーをネットワークオペレーションセンター (Network Operation Center、NOC) ディスプレイとして使用できる表示ツール、NOC ビューアがあります。
複数のダッシュボードビューを自動的に切り換えて表示し、データはサイクルごとに更新されます。カスタマイズも可能です。NOC としての可視化情報は管理のしやすさにつながり、連携とコラボレーションを向上させます。
WhatsUp Gold には、コンプライアンスと在庫管理のために利用できる在庫管理ツールが組み込まれています。
SNMP および WMI を介したエージェントレスポーリング技術を使用して、インフラストラクチャから在庫レポートを取得します。サーバー情報、ソフトウェアパッチ、アップデート情報、サービスなどの重要な資産情報の詳細を、読みやすい形式でキャプチャします。