カルガリー・フットヒルズ PCN の IT 部門が、WhatsUp Gold を導入してパフォーマンスの可視性を向上

課題

現代の医療機関においては、ネットワークの安定性は不可欠です。ですが、昨今の医療ネットワークは、新しいシステムやデバイスなどが次々に追加されて、非常に複雑化しており、ネットワークの安定性を維持することは簡単な作業ではありません。 カルガリー・フットヒルズ PCN (Primary Care Network) では、少人数で構成される IT部門が、異なる7つのロケーションで働く250人のプライマリケア社員のために、組織のネットワークインフラストラクチャを支障なく稼働させる責任を担っています。

カルガリー・フットヒルズのIT部門では、組織のネットワーク状況を常に把握するために事前に構築されたダッシュボードを使用しており、それに大きく依存していました。ところが、新しいシステムや仮想マシン、新しいサイトがネットワークに追加されると、多層の問題が発生し始めました。 カルガリー・フットヒルズ PCN のIT部門は、ユーザーがサポートチケットを提出して問題解決を依頼しない限り、これらのネットワーク問題を把握することさえできないという状況にありました。つまり、IT部門が認識するずっと以前から、ネットワーク問題がすでにビジネスに悪影響を及ぼしていたことになります。

ソリューション

カルガリー・フットヒルズ PCN では当初、サービスの中断やサーバーのダウンタイムを把握するのに電子メールベースの通知を使用していましたが、使い勝手が悪いだけではなく、問題が起きてから対処を行うというアプローチでは常に後手に回らざるを得ません。そこで、カルガリー・フットヒルズ PCN は、プロアクティブなアプローチを模索し、プログレスの WhatsUp Gold を導入して、必要なネットワーク監視機能を取得する決定を下しました。IT部門では、 WhatsUp Gold を導入して、ネットワークデバイス、アプリケーション、サーバーのステータスとパフォーマンスを完全に可視化することができました。

WhatsUp Goldで、次のようなことが可能になりました。

• 一目でわかる可視性を提供するインタラクティブで詳細なネットワークマップを作成
• リアルタイムのアラートとダッシュボードで問題が発生したらすぐに特定
• 速やかに問題を解決し、平均修復時間（MTTR）を短縮
• 重要なサービスとアプリケーションを監視

カルガリー・フットヒルズ Primary Care Network の IMIT 部長である Thayer Ramahi 氏は、他の企業で WhatsUp Gold を使用した経験がありましたが、次のように、WhatsUp Gold ソリューションが進展してきた過程にも好ましい印象を持っていることを説明します。 「私は、プロダクトをいいと思えば、積極的に関わって、製品を評価するときには最初に試してみるようなタイプの人間です。WhatsUp Gold は、私が 2000年に最初に使用して以来、毎年進展しています。機能が増え、テクニカルサポートも素晴らしいです。」 カルガリー・フットヒルズ PCN のIT部門は、プログレスとの協業でユースケースのニーズを特定し、適切なライセンスを取得しました。Ramahi 氏は、ライセンス獲得のシンプルさ、何が必要かを設定すれば簡単に適切なライセンスがわかること、を、WhatsUp Gold のもう1つの強みとして指摘しています。

結果

カルガリー・フットヒルズ PCN のIT部門は、WhatsUp Gold を導入した結果、ネットワークとインフラストラクチャ全体の統一されたビューを獲得しました。ネットワークを完全に可視化できるので、重大な問題を迅速かつ費用効果の高い方法でトラブルシューティングすることが可能になりました。IT部門では、実際に、誰もが見やすいよう、IMIT ルームの大きなスクリーンにネットワークマップを表示してしています。マップ上には多様なデバイスが表示されており、デバイスが正常を示す緑から何らかの問題を示す赤に変わったら、すぐに行動を開始することができます。

カルガリー・フットヒルズ PCN でも、新型コロナウイルスのパンデミックのために、より多くの医師と患者がリモートで接続するようになり、電子健康記録や内部サービスなどの一部のシステムへのアクセスが10倍に増加しました。この状況においても、WhatsUp Gold が大いに貢献しています。IT部門では、WhatsUp Gold を使って、必要に応じて特定のシステムにより多くのネットワークリソースを割り当てるといったことが可能で、アクセスが増加してもスムーズな運用を続けることができています。