IT部門が次のようなことをするのに必要な詳細情報やコントロール、自動化ツールを提供します。
WhatsUp Gold のレイヤ2/3 ディスカバリによって、ルーター、スイッチ、サーバー、アクセスポイントなど、ネットワーク上のすべてのデバイスを検出できます。WhatsUp Gold は、ネットワーク・トポロジを自動的に読み込んでネットワーク上のすべてのデバイスを検出するシード・スキャン技術を使っています。
また、IPレンジ・スキャンを使ってスタートとエンドのIPアドレスからネットワークを探索し、すべてのポート間接続関係とネットワークの依存関係を検出します。
WhatsUp Gold は、コア・インフラストラクチャ、Windows® インフラストラクチャ、無線インフラストラクチャ、クラウド・リソースなどのレイヤ2/3 ネットワーク・マップを自動生成します。無線LANコントローラ(Meraki 無線 LAN クラウドを含む)、アクセスポイント、サーバー、プリンタなどを監視します。ユニークなインタラクティブ・ネットワークマップによって、IT環境全体が手に取るようにわかります。どのデバイスの状態もすぐに把握でき、ネットワークの状況をひと目で見ることができます。マップ上のどのデバイスでも、クリックすればステータスやプロパティ、アサインされた監視などが即座に表示され、ドリルダウンしてダッシュボード上に詳細なパフォーマンス情報を表示することもできます。
WhatsUp Gold はルーター、スイッチ、ファイアウォールから、サーバーやストレージ・デバイスに至るまでインフラストラクチャ全体の可用性とパフォーマンスを継続的に監視します。つまり、ICMP、SNMP、WMI、SSH を含めた標準監視プロトコルを使ってアクセスできる、IPアドレスを持ったものなら何でも監視可能ということです。
WhatsUp Gold は、Amazon Web Services や Azure サーバーなどのクラウド環境を自動的に検出、マッピング、監視します (クラウド監視。クラウドサービスが独自のネイティブ API を使用して収集するすべてのメトリックのステータスとパフォーマンスを監視、レポート、警告することができます。クラウド・リソースの使用状況をチェックできるとともに、クラウド利用にかかる料金を追跡してそのレポートを簡単なダッシュボードに表示することもできます。WhatsUp Gold が収集するほかのすべてのデータと同様、長期の傾向を追跡するために複数年にわたって保存することができます(多くのクラウド・プロバイダがサポートするのは、60日間または90日間の保存です)。WhatsUp Gold の定評あるネットワーク監視機能がハイブリッド・クラウドにまで拡張され、すべてのシステムで一貫性のあるトラフィックが確保されます。
WhatsUp Gold Total Plus には、さまざまなアプリケーションの可用性とパフォーマンスを簡単に監視し、管理することができるよう、多くの組み込みアプリケーション・プロファイルが備わっています。Microsoft の Exchange、SharePoint®、Dynamics、Skype for Business、SQL Server®、DNS、Internet Information Services (IIS)、Active Directory ®、Hyper-V®、 そして、Linux システムや Apache ウェブ・サーバー (Linux ベースでも、 Microsoft ベースでも)などの可用性とパフォーマンスを簡単に監視できます。アプリケーション・プロファイル作成ユーティリティを使って、簡単にカスタム・アプリケーション・プロファイルを作成したり、既存のプロファイルを調整したりすることができます。
Cisco の NetFlow、NetFlow-Lite、NSEL、QUIC、Juniper の J-Flow、sFlow、および IPFIX プロトコルを使用して複雑なマルチベンダーネットワーク上のすべてのフロー対応デバイスのネットワークトラフィックと帯域幅使用状況データを収集します。ネットワーク・トラフィックのソースとディスティネーション、帯域幅を消費しているアプリケーション、それらのアプリケーションの使用者などの詳細情報が得られます。これらの情報を使って、トラフィックフローのパターンを把握し、帯域幅消費を分析して、ネットワークのパフォーマンスを最適化したり、ネットワークのボトルネックになりそうなところを解明して解消したりすることができます。また、ネットワークを再設計して容量を追加する必要があるのか、帯域幅使用に関するポリシーを策定するべきなのかといったことを検討することができます。UDPトラフィックの急増レポートによってサービス拒否 (DoS) 攻撃の可能性を検知したり、機密データ資産からの大量ファイル転送を発見したり、ダークウェブ(Tor)ポートやその他の疑わしい接続へのトラフィックを追跡して報告したりすることができ、ネットワークのセキュリティ強化を支援します。WhatsUp Gold は、プログレスの Flowmon NPMD/NDR とも統合し、高度なネットワークパフォーマンスとトラフィック分析データ、およびセキュリティ脅威の検出/対応に関する Flowmon ダッシュボードを WhatsUp Gold インタフェース内でネイティブに表示できます。
WhatsUp Gold は、仮想環境のホストとゲストを自動検出し、ホスト、ゲスト、クラスタと、それらのステータスを表示する仮想インフラストラクチャの動的マップを生成し、リアルタイムで監視します。すべての仮想ホストと属性のリストを最新状態に保ちます。CPU、メモリ、ディスク、インタフェースの使用率など、ホストとゲストのパフォーマンスとリソース消費を監視し、レポートします。パフォーマンスに問題が生じた場合、悪影響を及ぼす前に検出して解決できるよう、CPU、メモリ、ディスク、インタフェース使用量などに関するしきい値ベースの警告を発します。仮想サーバーの可用性とパフォーマンスを監視し、VMware と Hyper-V の両テクノロジーを使用してイベントログを収集します。
WhatsUp Gold Log Management は、デバイスのログデータと Windows および Syslog イベントを、直感的にわかりやすいインタラクティブな WhatsUp Gold の統合インタフェースを介して、可視化、管理、アーカイブします。ネットワーク管理者は、ログボリュームの変化などの重要なトレンドを監視しながら、ネットワーク内のすべてのデバイスのログを監視、フィルタリング、検索し、警告通知を受け取ることができます。コンプライアンスを満たすため、ログをフィルタ処理して、任意の保管場所に指定した保存期間、履歴データをアーカイブすることができます。世界で定評のある優れたネットワーク監視に強力なログ管理がシームレスに統合され、1か所からすべてが管理できる使いやすいソリューションを構成します。WhatsUp Gold Log Management 機能を使用すると、WhatsUp Gold のカスタマイズ可能なダッシュボードで、重要な Syslog と Windows ログイベントとアラートを簡単に管理できます。広範な、事前および事後フィルタリング機能があり、膨大な量のログ情報の山の中から注視したい特定のログに焦点を合わせることができます。ログステータスやイベントに関するデータが、設定したトリガー条件にマッチしたり、しきい値を超えたりしたときにアラートを生成します。
WhatsUp Gold Total Plus は、ネットワークのルーター、スイッチ、ファイアウォールの設定と変更管理を自動化します。ネットワーク設定を保管・監査し、設定に変更があった場合は警告を出し、レポートします。ネットワーク上のすべてのデバイスが適切な設定で稼動していることを確かめ、ネットワークを規制水準を満たしながら安全に保ち、手作業で行えば時間がかかる繰り返しの設定と変更管理タスクを短時間・低コストで行うことができます。ネットワーク設定は安全な暗号化されたリポジトリに保管されます。コンプライアンスを満たすために、組み込みの設定テンプレートを使用して、ネットワークデバイスの定期的な監査を実行するようにスケジュールできます。
WhatsUp Gold は、メール、テキスト、Slack、ロギングによってリアルタイムで警告を発します。警告は、問題が起きたときにユーザー、アプリケーション、そしてビジネスに悪影響を及ぼす前に積極的に対処するための重要な情報になります。WhatsUp Gold は、アップ状態がダウン状態になるなどデバイスやモニタの 状態が変化したとき、またはパフォーマンスが設定されたしきい値(例えば、メモリ使用量75%、といった)を超えたときに警告を出します。WhatsUp Gold の「ス マート」な警告は、ディスカバリの過程で自動検出されたネットワーク上の依存関係を利用して「警告の嵐」を防ぎ、ネットワーク問題の根本原因を速やかに解明するのに非常に有用な機能です。WhatsUp Gold アラートセンターは、単一ダッシュボードにしきい値ベースの警告を 表示します。
警告は、イベント・ログに書き込むか、Slack で通知するか、IFTTT にポストするか、メール送信するか、テキストで警告を出すかなどを指定できます。 PowerShell スクリプトで起動できるもの、たとえばアプリケーション・サービスを再スタートするといった自己修復アクションも設定できます。ネットワーク・デバイスの設 定情報のバックアップや復元のような自動化されたネットワーク設定管理アクションの問題にも対処できます。
WhatsUp Gold には使いやすいレポート・システム環境があります。用意されている何百もの組み込みレポートから選択して簡単にカスタマイズしたり、IT全体の 状態をチェックできるドラッグ・アンド・ドロップ・ダッシュボードを簡単に作成することができます。パフォーマンス問題の根本原因を解明するための詳細なドリルダウン・ ダッシュボードも作成できます。これらのダッシュボードを使えば、組織全域のどこで発生したパフォーマンス問題でもすぐにつきとめて解決することができます。
リアルタイムのパフォーマンス監視は、トラブルシューティングや問題の解明に役立つ、非常に詳細なレポートを作成します。これらのレポートをダッシュボード表示に追加して、パフォーマンス監視のリアルタイム統計を表示するように設定できます。中断してデータをエクスポートできるので問題解決時間を大幅に短縮できます。
ハードウェア・インベントリ、インストールされたソフトウェアの情報、更新や保証に関する情報、などを含む統合されたインベントリ・レポートも得られます。これらのレポ ートを使えば、時間と費用の節約になり、年末のITインベントリ調査なども数分で終わらせることができます。また、あまり使われていないハードウェア・リソースを割り 当てし直したり、ライセンスされていないソフトウェアを検出して大きな問題に発展するのを阻止することもできます。
WhatsUp Gold には強力な REST API 機能があり、独自のシステムやスクリプトと簡単に統合できます。広範なアウトバウンド REST API 呼び出しを使って、別のサードパーティーのシステムから WhatsUp Gold に情報を提供できます。Salesforce、Office 365 などのサードパーティーのアプリケーションと簡単にシームレスに機能を統合できます。
また、インバウンド REST API 呼び出しを使って、WhatsUp Gold から特定のデータを抽出したり、別のシステムやスクリプトから情報を入力したりして、ワークロードを自動化できます。現在のステータス情報を抽出して他のシステムで使用したり、変更を加える前にデバイスを自動的にメンテナンス(保守点検中)モードにしたり、デバイスを追加したり削除したり、監視を追加したりできます。