サーバーの稼働時間の重要性は、誰の目にも明らかです。サーバーがダウンしてしまったら、社員は業務遂行ができなくなって生産性が大きく悪化し、サービスを使えなくなった顧客にはいら立ちが募ります。直接的な売り上げの損失や、顧客が競合他社に乗り換えたりするといったダメージを引き起こす可能性があります。サーバーの稼働率を高く保ちダウンタイムを最小限に抑えることは、発生した問題を解決するという比較的シンプルな課題に比べて、ずっと困難です。サーバーがダウンしてから対処するのではなく、ダウンタイムが発生しないようにするためには、サーバーで何が起こっているのかを詳細に把握する必要があるからです。
また、既存の物理環境に加えて仮想環境を管理する必要がある場合は、ネットワークの複雑さの度合いは大きく増大します。CPU、メモリ、ストレージリソースを適切に仮想マシンに割り当てることは簡単ではありません。複雑なネットワークのすべての情報にアクセスし、システムリソースの使用状況を理解し、使用率、ダウンタイム、応答時間などのパフォーマンス関連の問題を解明するには、優れたネットワーク監視ツールが必要です。
このホワイトペーパーでは、WhatsUp Gold(WUG)を使用した物理サーバーの監視と、WUGの仮想環境監視モジュールを使用した仮想マシンの監視について説明します。